あなたの思い出の街はどこですか?ひとそれぞれに思い出があります。子どものころからいままで。今日はなつかしい街をゆっくりと歩きました。
旅のように知らない街をたのしむ
旅が大好きです。若いころは、観光名所やショッピング、アトラクションをたのしみにした「旅行」でしたが、いまは「旅」に変わりました。
旅と旅行のちがいってなんでしょうか。わたしが考えるのはこんなイメージです。
- 旅 予定はゆるく、行先でなにかとの「出会い」をたのしむこと。
- 旅行 ある程度スケジュールが決まっていて、それをひとつひとつたのしむこと。
ひとり「旅」をはじめて・・・来年で20年!びっくり。来年はお祝いのたびを考えましょう♪一番最初の「飛騨高山・下呂温泉」への再訪でもいいですね。あの日のことはいまでもよく覚えています。服装も、笑 あてもなく名古屋からはじめての岐阜へ北上してみよう。その日は高山駅前のビジネスホテルに泊まりました。ひたすら街を歩き、喫茶店で珈琲とチーズケーキを頂きました。勾配のきつい坂の上から眺めた街はとても美しかった。下呂温泉へ移動。いまでこそ障壁はなくなりましたが、旅館はひとり旅の女性には厳しかったですね。高山駅前の確か東急観光だったと思いますが、そこを頼って探していただくこと5軒目!ふたり部屋だけれど、ひとりの価格でいいですよ~と言ってくださいました。ありがたかったですね。
自分の足であるく。
これって、「地に足をつける」ととても似ていると思います。歩く速度は劇的には変わらないし、足が痛くてもだるくても、面倒くさくなっても歩きつづけなければいけないですからね。もちろんバスやタクシーが見つかれば頼る手段もありますが、歩きはじめたらゴールまでひたすらに・・・が基本です。これがわたしにはぴったりでした。電車は街から街への大きな移動手段、変わりゆく風景をたのしみます。わたし、飛行機が好きなだけでなく、撮り鉄、乗り鉄でもあります、笑 バスは、街の中でなにか目的があるときに使います。時間の有効活用ができ、歩くよりもすこし高い位置で楽しめます。自転車もすきですが、これはあまり使わないですね。
番外編で言えば、カンボジアで乗ったトゥクトゥクが最高でした!風が抜ける開放感が心地よくて、ずっときゃあきゃあ言いながら興奮していました。だいぶスピード出していましたしね!トゥクトゥクは史上最強にたのしい乗り物です、笑
歩きながらそこに住まうひとを見る。
これがわたしの「たび」です。なんら刺激もなく、でもおだやかな気持ちで歩ける。例えば、細い路地を入ってみる、見たこともない花を見つける、小さな地蔵に手を合わせる。住まうひとが気にも留めないことに気づく、そんなことがたのしいのです。かと言って、自分の住む街も歩きますが生活することで忙しく、なかなかたびのような再現はできません。
オットの育った街をあるく
今日はオットが生まれ育った街を歩いてきました。なぜ急にこの話になったのかわたしにはわかりませんが、行こうと言われたので行ってきました。数回しか乗ったことがない黄色い電車、初めて降りる駅と街。まさにこれがたび!飛行機には乗りませんが、こんなたびもたまにはいいですね♪いまは無きお店や家。建物は残っているけれども、お店や住むひとは変わっている。
10年20年の時間は、景色を変えていきます
だから、変わらないものを発見するととってもうれしいです。厳密には変わっているのですが・・・いまは簡単に情報が手に入るので、事前に調べていきました。でも、自分の目で確かめるまではわかりませんからね。そこに、ドキドキわくわくが生まれますね。1歩1歩歩みをすすめて、遠い記憶を引っ張り出す。これがとても楽しそうでした。そして、88歳になられたという店主に会えてとても喜んでいました。昔から通っていました!と言われて喜ばない店主はいないでしょう。よかったね!
わたしのひとり旅ってこんな感じだよ。
そんなことを言いました。わかってくれたかしら?笑 結婚をしても、「ひとり旅をつづける」ことは必須条件でした。戸籍が変わっただけで、自分の大切な時間を変えることはしたくない。わたしにはわたしの人生があり、オットにはオットの人生がある。それが基本で、さらに3本目の「一緒に歩む道」が増える。そんなイメージでいきたいところです。
お墓参りもはじめて行かれました。これもふくめて、むかしを辿るたびが完結しました。わたしは、子どものころからずっと同じ街に住んでいるので、ほかに思い出の地はありません。だから、たびをたのしみたいのかもしれません。思い出す場所をつくりたいから。
13431歩 8.6キロ
歩きました。こんなに歩いたのはひさしぶりで、足が痛くなるのは当然ですね・・・旅先ではいつも10キロ以上は歩きます。ひたすらに、ただひたすらに。千日回峰行という天台宗の修行を知ったときに、「似ているな」と思いました。よくよく聞けば、似ているとは失礼でした。こちらは、なんともゆる~いものですから・・・
たびに出るとたくさん歩くので時々足が痛くなります。右の膝、外側。階段を降りるときだけ痛むのです。身体の使い方のくせなのだと思うので、年を重ねたときに痛くなりそうな気がしますね。早めに対策を打つ必要がありそうです。
思い出の「歩き」があります。北海道のある街。エアポートライナーに乗って、左手にカメラを構えた方を見かける場所がありました。新緑の季節も、真っ白な季節も。きっとここは素晴らしい景色のところなのね、と調べてみました。そこには10キロ以上に渡るサイクリングコースがあり、駅から下車して歩いて行かれることが判明!それなら、いきますよね、笑 10月でしたが晩夏のような気持ちいい風が吹く季節に行ってきました。
「無音」って最近感じたことありますか?厳密にいえば無音ではありませんが、「クルマの音がしない」ということです。勝手な話ですが、電車の音は良いのですが、車の音があまり好きではありません。そのため勝手に「無音」の定義を生みました、笑 このサイクリングコースは見事にまったく音がしませんでした。歩いて行かれる(すごい歩くけれど)場所で「無音」を感じられる場所はほとんどないですから、またいきたいな。
と、思いをはせたところで。
オットが子どものころにおやつとして食べていたもの。一緒にいただきました。昭和の味がしました、笑 88歳の店主、ずっと元気でつづけてほしいですね。思い出の地、たいせつにしたいね。
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