4月から中学3年生になる甥が遊びに来たので、そのときに話したことを。
昨年6月に初めてのクラウドファンディングをしました。信頼している友人から教えてもらったものであり、その内容にも興味を持ったので賛同しました。簡単に言えば、『もっと野菜を手軽に食べよう!』というプロジェクトでその活動を応援するもの。リターンがあるものを選択したので、契約農家からの野菜と野菜で作る新商品を楽しみにしていました。
ところが…募集時の内容を見ると納品時期は8月。その野菜の収穫期は年に2回、7~8月と11~2月ごろ。これすら知らなかった私ですが、調べて学んだことはプラスでした。しかし、その時期が過ぎたのをすっかり忘れていた私は、友人からの連絡で気がつきました。
『届いた?』
『まだ』
これが来たのが10月下旬。すぐに友人が問い合わせをしてくれて回答がありました。収穫が遅れていて、そのメールを送っていると。探してみると、10月に届いていました。
その後、2回メールが来ましたが、その内容にまったく納得ができるものではありませんでした。遅れている理由がよくわからない。何よりも、前のメールに記載されている『予定時期』が再び遅れているにも関わらず、その時期が過ぎてからメールを送ってくる。
私は個人向けのビジネスをやっていたので、それぞれの『待てる時間』があるのは理解しています。しかし、納期遅れはビジネスとしてはあってはならない。1回ならともなく、2回3回もつづくのはもうその方のスタンスなのでしょう。私とは合わない。事業云々よりもその方とはビジネスを通して付き合えない。そんな判断をしました。
若いころの私ならば、1回の失敗も許せないところでしたが、いまはだいぶ丸くなりました、笑 それでも、なにが許せなかったのか…
大切な友人の信頼を裏切ったこと。
このクラウドファンディングを紹介した私の友人を裏切ったこと。友人は気にしていないかもしれませんが、私に気を使いメールをくれたり問合せをしてくれたり…それは、募集した側がやることであって賛同した側がやることではありません。私に申し訳ないと思って動いてくれている友人の気持ちを、もしくは他の賛同者たちをどのように考えているのか、私には伝わってこないので大変残念に思っています。
自然相手のことなので、収穫が遅れることもあるでしょう。そうであれば、経緯が知りたい。あまりにもそれが見えてこない。〇〇農家と契約なので、もしかしたらほかの農家の野菜が届くのではないか?そんな風に考えてしまいます。となれば、クラウドファンディングをした理由が揺らいでしまう。そんなところまで考えるのは神経質なのでしょうか…
ただ、夫は複数のクラウドファンディングで賛同をしていますが、納期が遅れたことなんて一度もないと言いますし、普段あまり話してこない義兄からも質問があったくらい、私の不信感が伝わったのでしょう。
信頼とはなにか?
これは金銭が絡んだことなので甥には少し過大に話しています。信頼は自分の言動で作られていく。約束を守ることの大切さ、できないのであれば分かった段階で、いかに早く相手に伝えるか、またその内容を誠実に伝えるか、その重要さがわかってもらえるとうれしいな。
姉夫婦や夫、父との会話を甥はどのように受け止めていたのでしょうか。今度聞いてみよう。
会社を退職すればその看板および信用が外れます。だからこそ、自分独自の信頼をコツコツ積み上げていかなければならない。仲がいいからゆるしてもらえるという甘えはビジネスでは通用しない、そんなことを肝に銘じいこうと考えた出来事でした。
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