【旅】大好きな空港へ行く/一筆書きの電車旅/好きなことができなくなるって…

一筆書きの電車旅

乗り鉄と一緒に、乗り鉄旅へ行く。一筆書きの旅はコストがかからずとっても楽しい。改札を出ないから、ランチは駅そば、笑 まぁ、こんな旅もたまには良いよね。

◎ルート:宇都宮線 小山駅→両毛線 高崎駅→高崎線 新橋→山手線 浜松町→モノレール 羽田空港

好きなことができなくなるって

空港に向かって飛行機が見えてくると、涙が出てきた。私の大好きな飛行機、そして旅。いつかこれに乗れなくなり、旅に出られない日がやってくる。そのとき、わたしは何を思うのだろうか。そう考えたら涙が止まらなくなった。家でできること、指が動く限りピアノは弾けるであろう。でも、外に出られなければ友人たちと集まり演奏を聴きあうことや、そのあとの楽しみである打ち上げができなくなる。家でできること…衣食住を豊かに生きる。これに尽きるかな。会社を辞めてから友人たちに、聞かれることがある。『家で何をしているの?』即答できることがある。

  • ピアノ
  • 英語の勉強
  • 料理

この3つが基本となっている。毎日ピアノを弾いている私を見て、父はグランドピアノを買ってくれた。亡くなった母に相談したと言ってきたときには心底おどろいた。けれど、この父の考えにとてもうれしく思った。ピアノを買ってもらうことではない。父の考えがわたしはちゃんと譲り受けていたから。やりたいことは1日でも早くやるのがいい。この考えは大賛成!

こんなことまで考えた。だから、できるときにやる。60歳の定年を待っていたら、やりたい旅はできなくなる。なぜかというと、私の旅は『ひとり』『徒歩』『公共交通機関』であるから。ツアーで連れて行ってもらえるものには興味がない。自分の脚で歩くことを大切にしているから。世界遺産のアンコールワットへ行ったときに考えた。こんなアップダウンの激しい石畳を歩くのは杖を突いて歩くのはむずかしい…と。

父は、今なにを思い、なにを願うのか…

ここ1か月半ほどで急激に調子が悪くなった父。毎日の日課ができなくなり、外を通る人を眺めなが何を考えていたのだろう。自分の身体をよく知り、ずっと病院知らずだった父は何を思うのだろう。

父は登山ができなくなることを受け入れている最中である。たったひとつの願いは『自分の足で外を歩くこと』。数日前にそう言った。入院が長引けば自分の足で歩けなくなることをよく理解していた。

『好きなことをやってきた』と口にしていたが、後ろ髪を引かれないわけではないだろう。その想いはどうやって消化をしていくのだろうか。最後までしっかりと学んでいきたい。そう思っている。

庭にまだ咲いている『タチアオイ』。母が大好きだった。たくさんの種をほかの土にも撒いたから、来年はもっとたくさん咲くかな。

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