【父の闘病生活】父が近々帰ってくる！／電車を乗りまちがえる？！／夏休み最終日、ランチをする

父から電話が来る、『どう思う？！』の質問返し！！！

病院から電話が来ない。3日目に突入。『今週』というのは9月2日土曜日までを言っているのだが、もう水曜日である。木曜日はお互いに都合が悪いので、残る候補日は金曜・土曜。さすがにしびれを切らし連絡を入れた。入退院担当の看護師は急きょ半休、翌日は休みと聞いた。

こんな状況はわたしの得意分野である。20年間、毎日日程調整に追われ、変更、キャンセルの調整ばかりしてきた。大体のことには動じることが無く、すぐにどうすればいいかを考えられる。代表電話の方に状況を話し、入院病棟の看護師へつないでもらった。『タケウチさん』は名前と顔が一致している唯一の看護師で安心した。

訪問の日程は調整ができた。やはり間に介さないと話は早い。そして、『コロナ感染』ではない『本来の治療』の経過を聞いた。3週間前に順調に薬が効き始めていると聞いてからすぐ、院内感染が拡大し面会中止になってしまい聞くことができなかった。今回聞いたら『退院の許可が出ている』と言われた。待ちに待った時が来た！すぐに父へ連絡をしたら、電話がかかってきた。『おれも今朝言われたんだよ』と。よかったね。

もったいぶって、『どう思う？？？』

一番心配しているのが、退院後の体力。体力というより、足腰の筋力。近くでいいから歩けるようになりたいというのが、入院前の父の希望だった。リハビリをしてもらえるのか？自分でトレーニングをしていると言っていたが、どこまで回復するのか？わたしは一番心配だった。

『お風呂もだめだし、散歩もできないし、どこまで歩けるの？』

そう聞いてみた。

『どう思う？』と返ってきた。

わたし　『えー歩けるんじゃない？』

父　『車いすだと思う？』

わたし　『それは無いと思うけれど…』

心配になってきた…

父　『絶好調！』

わたし　『図書館と買い物に行かれるってこと？』

父　『余裕だよ』

父の声は明るく弾んでいた。自宅に帰り外を歩けるのが間近になり、それはうれしいよね。わたしもうれしい！図書館へのデリバリーと買い物をしてくれると本当に助かる、笑

80代で1か月入院をしたら、相当足腰が弱るであろう。しかし、父はちがった。日々トレーニングを15歳からやりはじめて、休むことなくつづけていた。この努力が自分を助けたということになる。あっぱれな父を、心から尊敬した。帰ってきてからが楽しみだね！

あ。乗りまちがえたね。この電車わかりにくいしね…

夏休みの最終日。塾が無いと聞いたので姉と甥とランチをすることにした。家に向かう途中、目の前に座った旅行客が『あれ？！』っと言っている。すぐにわかった。私もやったから…。それにしても、朝の電車はなぜこんなにも遅延するのか…不思議で仕方がない。在宅勤務が減り出社がスタンダードに戻りつつあると聞くが、この国はやはり変わらないのだ…と残念に思う

遅延した電車やバスはキケンである。飛行機はチケットがあるから事前チェックが入るけれど、新幹線も危険。通常運行であれば、助けてもらえるアプリ。慣れない地で、リルートをされるとインプットしていた地名が変わってしまいパニックになる。落ち着いて見ればわかるのだろうが、旅行中は時間が限られていたり、次への乗り換えがあったりする。だから、焦る。チェックが甘くなる。つい、目の前に来たものに『ひょい』っと乗ってしまうことがある。信じて疑わないのだ。で、落ち着いてアプリを見ると気がつく。これは、起きる場所が毎回ちがうので、対策が取りにくい。

ああ。6月の那覇がそうだったな…と思い出してにやにやしてしまう。しかし、すぐに気がついてよかったね！リカバリーができそう。心のなかで、そう手を振った。

夏休み、毎日よくがんばったね！

夏休みに入ってすぐ、甥の部屋を片づけに行った。あれから35日。あっという間だったと言っていた。部屋は夏期講習のプリントであふれかえっていたが、それ以外の場所はキープされていた。学校がはじまるとまた管理が難しくなるね。ここからが重要！

自宅で勉強すると誘惑が多いので、近くの公民館や図書館へ休館日以外はすべて通ったと聞いた。いいね！なじみの方々がいるらしく『毎日がんばってるね！』と声をかけられたという。おとなってね、よく見てるんだよ！

英語と国語の課題を毎日出し続けた。LINEで答えが返ってくる。ちょっと抜け漏れがあったのは許しているが、毎日よくやったね！ケアレスミスが減ってきたこと、苦手と言っていた文法が理解できていること。成果につながってるよ。

先生にばったり会う！先生も勉強してたね。

食事のあとカフェでおしゃべりをしていたら、学校の先生にばったり！あいさつをしながら観察をすると…パソコンと本が目に入る。『…management』と英語のタイトルだった。忙しい先生たちも常に学び続けているんだね。身近に教師がいないので情報収集にもっとしゃべりたかったなー。あんな感じで先生と話す甥を初めて見て、おとなになったなー・まだまだこどもだなーという矛盾した考えが浮かんだ。

新学期から、またよろしくお願いします！