父が退院してくる!
病院で面談をし、翌日に退院させてもらうことになった。コロナウイルスはまだ身体にあり陽性反応がつづいている。しかし、発症からすでに15日以上経過していて同居の私とオットが気を付ければいいと考え、父が望む退院を優先させた。免疫抑制の薬を飲んでいるため、影響の可能性があると医師が言っていた。良い意味でも悪い意味でも、薬ってすごいな…
予定通り、午前中に退院してきた。しかし、わたしが父に会ったのは夕方だった…
食事会の予定があるから…
9月2日は3か月前から食事会が決まっていた。元同僚たちと還暦を迎えた先輩のお祝い。何があっても行きたい。しかも、わたしは幹事をやっていた。オットが『いいよ、行っておいで。』と言ってくれた。オットもランチの予定を入れていたが、そちらを延期してくれた。本当に感謝しかない。ありがとう!
『マラソンの応援があるから…』と言ったことがよみがえる。あれは、母が2泊3日の入院をした日。友人が市民マラソンを走るので、その応援に行くことになっていた。オットが母の病院に付き添ってくれた。行く前に、ふたりでお寿司を食べて…。看護師には『息子さんですか?』と聞かれ『義理の息子です』と答えると驚いたという。そうよね…。この話をすると、友人はわたしに言う。『たいせつにしないとね』『うん』。
え?なんで電車で帰ってくるの?不安な帰り道
順調に退院手続きができたと連絡がある。薬も間違えないように、1日分ずつパケットにしてくれたそうだ。バス+電車を乗り継いで1時間以上かかるので、今回はタクシーを利用することにしていた。しかし、そのタクシーを呼んだら『そこまでのガソリンが無いから行かれない。(タクシーの)乗り換えでもいいか?』と言われたそうだ。そんなことがあるなんて…わたしは長距離タクシーを何度も利用したことがあるが、およそ信じられなかった。そこで、最寄りの駅までタクシーで行き電車に乗って帰ってきたと聞いて、不安で仕方がなかった。
『電車でもいいよ』父は昨日そう言っていた。しかし、1か月入院していた81歳の足腰がどこまで回復しているのかわからない。しかも、オットは荷物を持っているから何かあったら…と考えるとどうにも不安だった。
わたしの不安は要らないものだった。わたしが食事会の待ち合わせに向かっている途中で『家までのタクシーに乗った』と連絡が来た。電車に乗り、ひと混みであふれた大きなターミナル駅を歩いてタクシーを待ち…信じられない思いだったが、ウソを言うことは無いだろう。
たくさんのことを教えてくれた先輩たち
20年勤めた会社の先輩たち。尊敬をしている。苦労を分かち合い、励まし合い、協業し、そして喜びを共有してきた。縦割りでありながら、チーム力が必要にもなる。そんな業務だった。移動を経験していて思うが、あのチーム力は数千人規模の企業でトップクラスだと確信している。
そして、時にはプライベートでアドバイスをもらうこともあった。意図的な興味本位を感じない、心地いい距離を保ってくれる先輩たち。だから安心して話ができる。パーソナルスペースが狭いわたしは、その距離感が好きだった。この食事会でもそうだった。不参加の方がいたが理由を聞くこともない。わたしが考えたプランにすぐ反応してくれて、花や店の手配をスムーズにしてくれた。そして、幹事の最大の仕事は『会計』だと思っている。一応1000円札や小銭を用意したが、いつも『10000円しかないの…』ということが無い。そんな事前準備ができるひとは、わたしの理想。電子決済だったら、こういう慮るトレーニングも無くなってしまうのね…便利さはなにかを失って行くんだね。
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女性同士のおしゃべり、先輩たちが歩く道
女性同士のおしゃべりは楽しい。そして、過去のことよりもこれからのことを話したい。身体の変化やこれからやりたいこと、働き方、子どもたちとの関わり方、オットとの関係、親との別れ…話は尽きない。常になにかを学ぶ姿勢のひとたちである。異動により自分の価値が低いのだろうと思い悩んだという。必要と思い、自ら資格講座を申し込んで10月から開始すると聞いた。50代に入りなにかを始めるパワフルさに拍手を送りたい!子どもの成長により選択肢が広げられるようになった。『住んでみたい』という地への異動を希望しようかと考えている。60歳で再雇用されたが、いつまでいるか分からない。それでも、変化を恐れることなく業務に果敢に向き合っている方。
体力や気力の衰えを感じつつ、それぞれがいまのベストを尽くそうとしている。『いますぐ辞めたい』と言いながら笑っていた。今度、ランチに誘ってみようかな。この先輩には、1か月前に病院でばったりお会いした。あの日はお父様が退院した。今日、父が退院をしたと報告した。こんな話をする年代になったんだね。
オットとは合わないくらいでいいのよ…
私たちの『ママ』がそう言った。60歳で友人夫婦が離れるのを何度も耳にしていると。『家と貯めたお金はあげるから、退職金をおれにくれ』と言い、沖縄へ旅立ったオット。ツマは『あーやっとこの日が来た』と。そんな話がいくつもあるそうだ。偶然だろうが、オットたちはなぜか『沖縄』へ旅立つ、笑
若いうちは、一緒に遊んで一緒にどこでも行って…がいいでしょ?でもさ、それが長くつづくことってほとんど無いのよね。だから、自分の世界が必要。おたがいにね。自由な時間ってことよ。
わたしもそう考えている。結局は人間はひとりで産まれ、ひとりで死んでいく。そう考えているけれど、さみしがりやのわたしはまだ腹をくくれていない、笑
ほどよい距離とはオットであっても必要である。オットが『沖縄』に行く日が来るのだそうか?笑
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