あれ?!この3か月って夢だった?
起きてストレッチをはじめて、新聞を取りに行く。庭に水やりをして新聞を読む。まだコロナ陽性の状態ではあるので、『昼ご飯を買いに行く予定』はガマンしてもらった。日曜日の日課である朝のテレビを見てから朝食を食べ、毎日楽しみにしていた韓流ドラマを2本見る。このスタイルって…3か月前と同じ?
1か月入院した翌日の81歳は、貧血になる3か月前の生活パターンに戻っていた。我が目を疑ったが、あれもこれも覚えのある動きで信じるしかなくなった。まるで、この3か月が夢だったのか?と思ってしまう…。しかし、これは必然であった。
1か月前、大学病院へ検査結果を聞きに行くときに言っていた。『1か月も入院していたら立てなくなる…』と。父は山岳会に所属する大ベテランの登山家で、もう趣味の域を超えている。1か月歩けなくなると、自分の身体がどうなってしまうかをわかっていた。あのときは、家の中をやっと歩けるくらいの重度の貧血でふらふらだった。けれど、輸血をし薬を服用して数値が良くなってきた。明らかに身体が変わったと言っていた。溶血のせいで出ていた黄疸もだいぶ消えていた。
せっかく車いすじゃなくなり風呂の許可が出て、歩いていいと言われていたのに…コロナウイルス感染をしてまた行動に制限がかかってしまった。しかし、父は発熱せず症状がほとんどなかったので、トイレは利用していいと言われていたそうだ。それが、ラッキーだった。そして、ベッドの上で毎日2、3時間トレーニングをしていると聞いた。まちがいなくやっていたのだろう。足元がふらつくことも無く、椅子にしっかりと座り2時間以上テレビを見続けている。あっぱれとしか、言いようがない。
いま夢中なのは、こちら、笑
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看護師から話しかけてくる?!
父は恐らく『いい患者』だったのだろう。文句も言わず、医師や看護師の言うことを守り、楽しいことを言う。だから、医師や看護師から色んなことを話しかけて来たそうだ。
- 実は強豪校の高校球児だったという看護師
- 107年ぶりの優勝を見たいから慶応を勝たせたいという医師
- 7万円のエステをしに行くという看護師
- 父が見ていた韓流ドラマの話
そんな話をたくさんしたらしい。ほんといいネタができたね。笑いが止まらなかった。
そういう仕組みね!看護師の助っ人がたくさん来る?!
コロナウイルスの感染が病棟全体に広がってしまった。結果的に6人×5部屋がコロナ陽性者の病室になっていたそうだ。もれなく父も感染したわけだが、わたしの懸念は『スタッフ不足』だった。明らかに業務量が増えるし、もしかしたらスタッフも感染をしている可能性もある。業務が回せなくなるのでは?と容易に想像がつく。どうやら、ピンチの時に雇用するスタッフがいるらしく、ひさしぶりに業務をする方もいたそうだ。さすがに病院に詳しくないわたしは知らなかった。父の話だと、そのスタッフ達は場所に不慣れなので業務だけでなく世間話も多くにぎやかだったそうだ。よく聞いてる、笑 やっぱり、わが父だ。
これからの治療はどうなるか
いままでと同じ薬に加えて、カルシウム・ビタミンDが追加された。骨粗しょう症の懸念があるためだ。そして、元の大学病院へ通院することになった。数値を見ながら、徐々に薬の量を減らしていく予定である。そして、CTでリンパ腫の有無を確認してもらう。医師の話では、リンパ腫は薬の服用で収まっている可能性もあるそうだ。そうであることを祈る。
英語の文法問題100問を毎日やるが…
会社を辞めた2022年1月から英語学習を継続している。オンラインスクールで学んだことを、いまも地道にやっている。いまは文法を強化しているので、毎日100問を解いている。WEB学習は制限時間や正答率などデータで見られるのが便利である。学生のころにこれが欲しかった~笑
繰り返し解いている100問であるが、なぜか満点が取れない。問題数が多いから集中力が切れるのだろうか。99問正解できるが、どこかで1問ミスをする。しかも、毎回ちがうところでミスが発生する。そろそろ100問満点にしたい…。
これをひたすら解いている。
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働いてきた経験を生かせることが『やりがい』だった
友人から電話をしてもいいか?と連絡があった。今日はわが家に遊びに来る予定だったが、急遽父の退院が決まったため延期をしてもらった。父も私たちも問題は無いのだが、コロナ陽性のまま退院してきたので万が一を考えて。
連絡をもらってよかった。仕事の忙しさやトラブル、体力・気力の衰え、夏休みに時間があったことで悶々と考えてしまったと。そうだよね。時間があるとマイナスに考えてしまうときがある。わたしも何度となくそれに陥った。その度に、買いものをしたり飲みに行ったり旅をしたりでごまかしてきた。外に行くパワーがあればまだいいけれど、めんどくさい・かったるいに変化すると黄色信号になる。その手前で話ができてホッとした。
抱えていたことは、主にこんな感じ。
- 起こるトラブルはすべて自分のせいじゃないか?
- 注意力散漫でミスや勘違いが増えた
- 好きなことも集中できず楽しめない
- この先の漠然とした不安
- 体調の不安
わたしにも経験がある。そして、最近友人から話を聞いたことと酷似している。わたしが伝えたことはこんな感じ。
- あちこちから耳にするから、そういう年代にきている
- 『ゆらぎ』も含めて身体が変化する時期である
- 『はたらく』ゴールが見えてきたが、まだ先は長い
- 会社組織とはどこもそんなものである
- ムリなら会社を辞めていい。どうにかなるし、いままでもどうにかなっている
- 起きているすべてのことはあなたのせいではない。あなたは世界を動かすほどすごくない
- いまは混乱期にある。このあと回復期に入っていくから好転するのみ
- マイナススパイラルに陥っていると自覚できたことで、もう前に進んでいる
- 目の前のことを淡々とこなすこと
- ミスは起きるのが前提。責任の所在は関係なく、リカバリーをいかに素早くするかにシフトする
- 抱え込まないで吐き出すことが大事。もしわたしが働いていたら、話を聴く余裕が無かった。時間や気持ちに余裕があるからいつでも冷静に聴ける
ひとに話すことでスッキリすることがよくある。わたしはすぐに解決策を見つけ出したいタイプだが、落ち込んでいるときはそうはならない。ただもやもやとした気持ちを外に出して、『そっか、いまもやもやしているんだ』という自覚をすることが次につながると思っている。そうすれば、具体的に行動ができるようになるのは時間の問題。つぎは、それをサポートしていこうと考えた。
『やりがい』は、会社に求めるものではない。知恵として身についているかどうか。
20年間継続した仕事、きついことがたくさんあった。トラブルやクレームはしょっちゅうだし、常に社外・社内と競争だった。休んでいても休んだ気にならないと口にする同僚もたくさんいた。そんなきつい毎日だったが、その凝縮された経験が友人の混乱を整理するのに役立ったことに思いが至る。友人はわたしがどんな仕事をしていたかを知っているし、踏み込んだ話もできる関係であるから連絡をくれたのだ。出会ってから本当に色んな話をしてきた。30代のときはもちろんこんな話は一度も出たことが無かった。愚痴が出ても最後は笑って、また遊ぼうねーで手を振って別れた。話す内容が変わっても、これからもそうありたい。
働いて得た知識をそこだけで終わらせないこと。その道のプロとして得た知恵を身近に還元すること。それこそが『やりがい』なのではないか?働いているその会社にやりがいを求めてきたが、そうではないのではないか?と退職をしたいま考える。
わが家に来る日は延期したが、その日を楽しみにしてるよー。乾杯しようね。
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