【日々のしあわせ】3週間ぶりの駆け込み寺へ/心配症のアンテナを張る/3か月ぶりに会いに行く

日々のしあわせ

心身の状態を確認する時間

この1年半、3週間ごとに心身のメンテナンスと称して通っているサロンがある。無収入の身としては定期的な出費はできる限り抑えたいところであるが、これだけはヨシとしている。ここへは働いていたときから通っている。2か月に1回、3か月に1回、半年に1回…と不定期に。ある意味、疲労困憊のときに『駆け込み寺』として予約をしていた。そこでメンテナンスをしてもらいながら、おしゃべりをするのが何よりもリラックスできた。客によっては、熟睡するひともいるという。わたしみたいにおしゃべりを目的のひとつにするひともいるのだろうが、静かな場所であってもどうしても大笑いしてしまう。それほど、固まった心が解けていく空間である。

当時のわたしの印象を、いまの担当の方が話してくれた。『とても疲れた顔でいらっしゃるので、○○さん(当時の担当者)がんばってほぐしてね!』と思っていたと。いまは自由な身なので、心身ともに固まる前に定期的に行っている。

なぜおしゃべりを目的としているかというと、わたしは新しいことを知るのが好きである。色んな客の色んな身体をメンテナンスしているプロから聞く話は、とても面白い。特に前任も現在の担当の方も、知識が豊富で独特の感性を持っている。だから、いま考えていることや社会問題、悩みなんかを話し出すと興味深い話をしてくれる。わたしがざっくばらんな話を好むこと、意見を言うことを好むことがよくわかっていらっしゃる。さすが、プロ。

この場ではデータ測定をするので、数値化された自分の身体を見ながらその原因を探る。この1年半で一度も出たことの無い数値が出たことで、いかにこの3か月間にストレスを抱えたのかがわかる。

わたしが弾いているイメージが湧いた

担当の方は子どものころ音楽をやっていたそうだ。いまはやらないけれど音楽を聴くのが大好きで、ご家族と全国のライブツアーに参戦している。そういう旅もいいね。音楽になじみがあるので有名なクラシック曲はある程度知っているそうだ。BGMで流れていた曲を聴いて、『わたしが弾いているイメージが頭に浮かんだ』そうだ。その曲は、『リストの愛の夢』。しかも、辻井伸行さんの演奏を聴いてイメージをしたらしい。不思議なものだ。どうして、愛の夢なのだろう。これは理屈では説明できないのがまたいいよね。大変難しい曲だが、生きているうちに弾けるようになりたい曲のリストに加えておこうかな。速い曲は弾けないけれどね…

心配性は時には有効である

わたしは心配性である。起きていないことを想定して、あれこれ準備をする。それでいつも慌ただしいのかもしれない…。近頃は年齢を重ねて経験が豊富になってきたので、まぁなんとかなるよねというスタンスに変わりつつある。ただ、根本の心配性は変わらない。日曜日に3時間もおしゃべりした友人から連絡があった。『今週末、また時間を作ってもらえないか?』と。これにはさすがに驚いたが、危機管理アンテナがピンと立ちすぐに予定を決めた。大切な友人である。以前、似たようなことがあったけれどアンテナが鈍かったことがあり、別の友人をすぐに助けられなかった。

心配性というのは、『考えすぎだよ』とよく笑われることが多いけれど、わたしはそう思っていない。なぜなら、来るべきときに備えているためである。来なければそれはそれでよい。何とかなることもたくさんある。それでも、事前に考えておいて損はない。

わたしには頼れる友人がいる

ある分野の知識を確認したくて、友人に連絡を取った。先日会ったばかりだが、元気そうだ。仕事中にも関わらず、それをほったらかしてわたしの依頼に細やかな情報をくれた。ちょうど読んでいるという本を教えてくれたので、すぐにその本を購入した。すぐに行動できた理由に、本の紹介に加えていま欲しがっている情報に関することが書かれているページの画像をくれた。4ページあった。それを読んでしっくりきたためすぐに購入することができた。ひとのために動けるひとは、わたしの周りにたくさんいる。彼らを心から尊敬している。ありがとう!

ひとはポジティブに考える生きものである

人間には、悪いことは身近には起きないと考える習性があるという。3か月前の母の命日に、母の友人が顔を出してくれた。たくさんの食べ物をもって。ちょうどわたしの友人たちが遊びに来ていたので、みんなでいただくことにした。あの日はすでに父の体力が少しずつ衰えていた。3か月間近所に住みながらもばったり会うことが無かったが、おたがいに『暑い夏だから外に出ていないのだろう』と思っていた。

退院をしたのを機に、3か月前の御礼を言いに行った。父のことは大変驚いていたが、無事の帰宅でよかったと言ってくれた。母が大切にしていた友人。母を大切にしてくれていた方。わたしが生きている限り、それを継続していこうと思っている。その方から母の話を聞く。『自分の考えをしっかり持ち、言えること』を、わたしの特長だと母は言っていたらしい。わたし自身は我が強いだけと思っているが、母からするとそれだけではないと感じていたのだ。とてもうれしいことを教えてくれた。

いい季節になってきたら、また食事に誘おうか。

9月になっても咲いているあさがお。

辻井伸行さんの演奏、聴いてみたいな。

debut 10 years [ 辻井伸行 ]

価格:2,291円
(2023/9/7 08:45時点)
感想(11件)

ひとも本も一期一会。アンテナが立ったらすぐに動きたい。

「誰かのため」に生きすぎない [ 藤野智哉 ]

価格:1,650円
(2023/9/6 16:18時点)
感想(6件)

チラチラと旅先を眺めはじめたが、まだピンと来る場所がない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました