【父の闘病生活】通院で大学病院へ/3人でランチ/わが家に秋がやってきた

両親とのわかれ・介護

検査技師もびっくり?!もはや別人…

退院して2週間。入院前に行った大学病院へ通院した。歩けなくなってから2か月が経った。いま思えば、病院に慣れていたらもっと早く通院をして、もっと早く退院ができたのではないか?と考えることがある。何しろ、私は病院にかかることがない。ケガをして整形外科に行ったこと、オットとともにインフルエンザに罹患したときに内科に行ったこと…くらいである。それも5,6年前の話。なので、薬を飲むこともほとんどない。その代わりというのも変だが、歯科、眼科は今後もお世話になることが多いかな。そんなわたしであるが、父はわたし以上に病院知らずだった。

そんなわたしたちが、この3か月で3つの病院に通った。それぞれのシステムや特色、雰囲気が異なり、戸惑いながらも学ぶことがあった。特に驚いたのは、『連携』のことだった。医療機関の連携なんて病院知らずのわたしたちにとって、未知の世界だった。これはいずれまとめたいと思う。

2回目の大学病院には落ち着いて行かれた。場所はもちろん、システムや医師がわかっていることは、通院する身としては余計なストレスがかからない。父は初回の通院では車いすで移動したが、今回は自分の足ですたすたと歩いていた。あのときの記憶はあまり無いらしい…。まさにフラフラで、見ているこちらが辛くなってしまうほどだった。医師には『お元気になられてよかったです。あのときは本当に辛そうでしたものね』と言われて、御礼を言った。

もう一つ言われたことがある。『さきほど血液検査のデータを見て問い合わせがあったんですよ。数値が上がり過ぎていて、同じ方で間違いはないなのでしょうか?と…』。これにはみんなで笑ったね。父のノー天気ぶりにも笑える。『薬を飲んでいて困ったことはありますか?』の質問に、『食欲が出過ぎて困る!』と答えた。娘からしたら、もーーーやめてーーーって思うが、『それはいいことですねー』と笑いながら返してくれた。慣れたものだ。診察室で笑いが出るのはしあわせだね。あのときは、本当に笑えなかった。

3人で海鮮丼を食べる

せっかく行くのだから、何かランチしようと食べたいものを父に聞いた。前から気になっていた居酒屋ランチがいいと。いやいや、がんばったんだからごほうびランチしたらいいのに…と思うが、本人が言うならいいとしよう。ここで貯めたお金は、孫のこづかいになっていくんだね。

家で海鮮丼を作るのもいいね!

3か月ぶりの再会

先日わたしが会いに行った母の友人が、夕方訪ねてきた。父に退院祝いを持ってきてくれた。本当にありがたい。いままでは母の話をすることが多かったが、今回は父の話だった。これが、生きているということなのだろう。生前の母をしのび、残されたひとをたいせつにする。母が父より先に亡くなった意味が、ここにあるのか…ふとそう思った。

秋の味覚がたっぷり。ありがたくいただきます♪

フルーツって贈られるとなんだかとってもうれしい♪

最近、頭に浮かぶ言葉がある。前職でお世話になった方が座右の銘として教えてくれた言葉。

『上善は水のごとし』老子

父を見ていて浮かんできた言葉。

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感想(8件)

元の生活に戻った感じがある。そろそろ旅に出ようか。

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