ピアノ歴15年が経過
2007年にピアノを始めたわたし。子どものころからずっとやりたかったピアノ。飽きっぽいからと買ってもらえなかったピアノだが、なぜか『オルガン』は家にあった。時代を感じる、笑。祖父がハイカラなひとでなぜか家に古いオルガンがあったが、だれも弾いていた記憶が無い。オトナになったら絶対にやりたいことは、ピアノを買って弾くことだった。
ピアノを習いはじめ、ピアノを買った。茶色い猫足のインテリアピアノにひとめ惚れをした。1,000,000円をなけなしの貯金と冬のボーナスで払った。あのときは、買って満足だったので、練習の虫にはならなかった…。だから、15年経ったいまも大して上達していない。それでも、とても魅力的な音楽仲間たちに出会えて、年に数回ミニコンサートを開催して…元は取れたと思っている。
おとなのピアノレッスン
ピアノのレッスンの話をすると、8年くらいは先生に習っていた。仕事が忙しくなり通い切れなくなったので、一度レッスンを止めることにした。ミニコンサートの前には、個人レッスンを先生に依頼して集中的に練習をしている。
今年初めて、ちがう先生に習った。夏期限定のキャンペーンがあり、6回のレッスンを受けた。初めてお会いする先生から教わるレッスンは興味深かった。わたしのゴールを伝えた。
- 綺麗な音を出せるようにしたい
- いままでより速い曲を弾けるようになりたい
- 音楽的に美しい弾き方を学びたい
- 譜読みをどのようにするのか知りたい
まずやった練習は『ハノン1番』。これを♩30でゆっくり弾く。ひたすらこれの繰り返し。ひたすら、毎日毎日。次のレッスンで♩40になり、これを毎日毎日。
- 指を強くする
- 指の形を記憶する
- ムダな動きを無くす
- 綺麗な音を響かせる
- 綺麗な音を耳で覚える
そのための練習だったのだろう。左手、特に小指と薬指はいい音が響かない。これを毎日毎日。いまでも毎日つづけている。
自宅の練習をどうするか?
長い夏がやっとおわった。ピアノの部屋はとても暑く、練習のためだけにエアコンを入れるのは持ったいない。夏場の練習はちょっと控えることにした。とてもいい季節になり、ピアノが弾きたくなる。あ。ミニコンサートが2か月後に迫ってきたしね。自宅の近くにピアノ教室があり、良心的なレッスン料であった。しかし、無職のわたしが毎月支出をしていくことは避けたい。オットにそんな話をしたら、本を買ってくれた。音楽仲間でピアノ歴が長い方が、とても勉強になったと言っていたようだ。それを毎日少しずつやっていくことにした。
ピアノ入門・初心者向けの練習がたのしい!
どんなことをやるかと言うと…鍵盤の手前、横に立ち、低い音から高い音まで人差し指と中指で一音ずつ弾いていく。まるで日本の足が歩いているかのように。ちょっとしたポイントが書かれているのだが、これを意識しながら歩いて(弾いて)いくと、なるほどいい音が響く。心のなかで『どんなことをやるかと言うと…鍵盤の手前、横に立ち、低い音から高い音まで人差し指と中指で一音ずつ弾いていく。まるで日本の足が歩いているかのように。ちょっとしたポイントが書かれているのだが、これを意識しながらゆっくり歩いて(弾いて)いくと、なるほどいい音が響く。心のなかで『おおっ!』と叫ぶ。
次のステップは、右手だけ長い音を出していく。最近、こんなゆっくりとした単調な音を出すことが無かったので、指の位置やインパクト、聞こえる音に集中できる。あ。ハノンもそうだった…。と、われに返る、笑。慣れてしまうと無意識になってしまうのがよくわかる。
これを最後まで、そして繰り返す。曲とは別に基礎をやっていくのがいいね。自分で工夫して、音をよく聞いてつづけていこう。次にレッスンを受けるとき、上達しているように。
気に入った曲をコンサートで何度も弾く
おとなになってピアノを始めたわたしは、コンサートや発表会の緊張感に慣れていない。1曲演奏して、また新しい曲を演奏する…とやってきた。緊張し過ぎて踏んだり蹴ったりの演奏のときもある。終わってしまえば、ホッとするだけで課題の改善につながらない。それを変えるために、『わたしの持ち曲』が1曲くらいあってもいいのではないか?と考えた。同じ曲を何度も演奏することで緊張は和らいでいくと仮定する。ピアノが異なれば響きや鍵盤の重さが異なる。それに慌てることなく対応ができるようになるのではないか。その時々の課題があり、それをクリアしていくことで曲が仕上がっていくものなのだろう。
演奏会で弾く曲を100回は練習するプロがいるそうだ。本番を3回こなしてやっと自分の演奏に近づくと聞いたことがある。ものすごい練習量があってこそ、彼らの演奏に感動をするのだ。真似はできないが、似たようなことはわたしにもできる。音楽仲間に『またこの曲か…』と思われるくらい弾きつづけてみよう。いつか、『あなたの曲になったね』と言われるようになるまで。
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