【日々のしあわせ】断ることで自分のしあわせを守る

日々のしあわせ


何年ぶりだろうか。3軒はしごをした、笑。昼過ぎから音楽仲間の師匠のコンサートに行き、16時30分開始。まぁ、これが楽しくて集まるのよね。

お酒の話の前に、素晴らしい音楽の話を。何度かお会いしたことはあったけれど、音色を聴くのは初めてだった、その師匠。わたしが感じた人柄が音色になって響いていた。柔らかくて素晴らしいサックスだった。あーピアノもいいけれど、わたしはサックスの音色がやっぱり好き。またやりたいなーという思いが頭をよぎったが、いやいやあんな重たいものを背負って移動するなんてもうできないと、その思いをかき消した。

さて、お酒の話をしよう。とにかくこの音楽仲間たちは飲むのが大好き。飲む回数が多い。量を飲む。わたしとは飲み方がちがう。だから、どこまで付き合うかはいつも悩みどころである。しかし、ひさしぶりの会だから最後まで付き合うことにした。10%くらいは、『帰ろうって言おうかな…』と考えているわたしがいたけれど…。

  • 1軒目:ビール&やきとり
  • 2軒目:日本酒&寿司
  • 3軒目:日本酒&蕎麦

1軒目と2軒目は、コンサートの後のいつものコースらしい。2軒目が終わったときは帰る雰囲気だったのが、ひとりが『え。まだこんな時間なんだ!』と時計を見た。お酒好きのふたりは、『飲み終わる時間』で切り上げるらしい。もうひとりは、『飲んだ量』。自分で量をキッチリと決めている。2軒目が終わって、20時くらい。目の前にあった蕎麦屋に目が行き、日本酒を飲もうということになった。ここまできたら、わたしは付き合うことに迷いは消えていた。

『たまには、いいか。』

そう思えてよかった。

3軒目で質問をされた。

『お酒を切り上げるのは、どうやって決めているの?』

あまり夜に飲みにいく頻度が高くないわたしは、すぐに答えが浮かばなかった。時間が延びても夕食までに帰れるようにと、集まるときはランチを好んで誘っているしね。

なぜかといえば、

  • お酒は食事の添えものと考えている
  • 量を飲まない
  • 大人数で集まるのが苦手
  • 酔っ払いがきらい、笑

こんなところだ。お酒が好きじゃない。お酒を飲めなくたって、飲まなくたっていいじゃないかとわたしは考える。だけれど、お酒好きにとっては飲まないひとは『つまらない』ようだ。この考えが一番きらいである、笑。

わたしに選択肢は無いのか?

そんなにお酒を飲めることがえらいのか?

お酒のことしかアタマに無いのか?

二日酔いを正当化するな~!

…と止まらなくなるから、この辺りでやめておく。

当然、お金の使い方にも影響をしてくる。ムダと思うものにお金を払いたくないわけだから、お酒にコストがかかるのは避けている。5000円の飲み代は航空券やホテル代に回したい。お酒よりも旅をすることが重要だから。

で、先ほどの質問。

『切り上げるのは、どうやって決めているの?』

少し考えてこう答えた。

『その時間(話題)に価値があるかどうか』

すかさず、酔っ払いからはこう返ってきた。

『いつもこんなくだらない会話しかないよー』と。

まぁ、その通りであった、笑。それでも、わたしはこの4人の会に価値を見出していた。ひさしぶりのコンサートで気分が良かったし、歳が少しずつ離れていてそれぞれの考え方を聞けたから。

話題がつまらないときは、その人たちを観察することに徹したり、ちょっと変わったことをしたときの話題を提供することにしている。わたしの話題は、自分か身近なひとの行動が基本だ。会ったことも無いようなひとの話をすることはあまりない。その場が楽しいだけで終わってしまう時間より、自分の生き方にプラスになることを求めている。だから、少人数で深い話ができることを好む。

この質問をされた理由を考えた。わたしは基本的に二次会は参加しない。大人数が好きじゃないし、二次会は酔っぱらった勢いで行くだけだから、大した深い話はできない。その時間とコストがもったいない。ただ、この考えをオープンにしていないから、音楽仲間たちは疑問に思っていたのだろう。

『いつも二次会に来ないで帰っちゃうよね』と。


そんなことがあったので、合理的な説明を考えることにした。オットが買った本を読んでいたら、こう書かれていた。

  • 断るときの罪悪感は必ずついてくる
  • 「嫌な人だ」「冷たい人だ」「不親切だ」と思われると考える
  • 嫌な人だと思われても、自分を優先する
  • 罪悪感を持つと同時に、怒りが生じる
  • 「嫌な人だ」と自分に思わせた相手に怒りを感じる
  • ノーと言った罪悪感の炎に焼かれて、熱い痛いをする

けれども、やりたくないことをやらずに自分のしあわせを守ることが大事である。嫌なものは嫌だと言うことで、一瞬感じる罪悪感で身を焼かれながらも、自分のしあわせを追求することがいい、と。


いいね。これよ、これこれ。この感じ。

角を立てずに断るには、『ごめんなさい』とやんわりエピソードをうまく使うそうだ。

『ごめんなさい。昨日も飲み過ぎで、もう目が閉じてしまいそう~』

『ごめんなさい。演奏に緊張して解放されたから酔いが回ちゃった~』

『ごめんなさい。準備の不備があって今朝4時起きなの~。お肌のために寝るね!気持ちだけはねー』

『ごめんなさい。もっといたいんだけれど、明日早起きして旅に出るの~』

わたしはコンサートを主宰しているので、前日・当日がバタバタなのを皆さんは知っている。そして、何よりも旅を愛していることもわかっている。ここがねらい目ね♪

あのひとはあれが好きだもんね~と思ってもらえるような地道な啓蒙活動が必要なのね!よき理解者たちが仲間で本当に良かった~。そうよ。こうやって伝えよう!!!

あ。そういえば…どなたかが言っていた。『すべてね、更年期のせいにしちゃうと丸くおさまるわよ』と。いまならもう使えるね、笑。



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