ひさしぶりに雨が降った。土が柔らかくなっているうちに、根っこをどうにかしようと試みた。2メートルもないせまーい北庭なのに、何日かかるのだろうと途方に暮れる。
母が好きだったらしい『小判笹』。小判のカタチに似ている笹は、かわいらしい。お金が貯まるという縁起物でもあるらしい(母談)。ドライになったものを仏壇に飾ってある。笹というくらいだから覚悟はしていたが、根っこと格闘したのが人生ではじめて。何事も経験であるが、なんとも大変な時間になった。腰が…笑。
この家が建って20年を超えたが、確か最初は防草シートを敷いた記憶がある。あればどうしたのだろう…。この20年はハードワークに集中して、家には寝に帰るような生活だった。だから、家のことがどうなっているかなど知る由もない。あんなに地下茎の強い笹を誰が植えたのか…?
母がこの世を去り3年半が経つ。父が今月で1年になる。家の整理を色々としてきたが、わたしたちが住みやすいようにリフォームをすることにした。同じように庭もわたしの好みに変えていこうと思っている。
毎月通っているガーデンデザインのレッスンで習ったことと、お気に入りのガーデンを照らし合わせて、好みのライフスタイルに変えていく予定。縁起物の南天もいいけれど、柊やオリーブのが好きかな。わざわざ買わなくても庭から取ってきて飾るということをしていきたい。父と母が残したものはたくさんあるが、そのなかでわたしが好きなものは残しておく予定である。根っこと格闘の末に見つけた水仙の球根は、小さなポットへ植え替えた。
両親がいなくなれば、次はわたしの番である。いつその日がやってくるかわからないのだから、1日も早く気に入ったライフスタイルにしていこうと考えている。
しかし、ガーデニングには道具が必要である。さて、何から手に入れようか…大きめシャベル、長靴、エプロン…かな。
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