仕事の不出来で、人生が決まるわけではない。
先日、友人の同僚が50代で亡くなったそうだ。驚くほどのことでもない。そういう年代だから。40になったばかりの同僚を見送ったことがあるので、ほかの人よりは覚悟をしている。
『仕事はあまりできなかったんだよね』とその友人が言う。思わず、冒頭の言葉が出てしまった。
『仕事の出来不出来って、人生に関係ないよね』
とてもいいパパだったかもしれないし、良き夫であったかもしれない。趣味に勤しんだかもしれないし、近所からは評判だったかもしれない。そう思うと、長い時間を共にするのに1側面しか見ない『同僚』というのは、なんだか不思議な関係だなと思う。まぁ、自分で選べるわけじゃないしね。
人は多面性を持ち合わせる。いくつかの根があって、環境に応じて使い分ける。これがとてもおもしろい。
『人生は60を超えてから。会社組織という後ろ盾がなくなってからが勝負』と歳の差フレンズから幾度となく聞かされている。
わたしは、あくまでも『個』が大事だと思っている。だから組織に合わなかったのかもねー笑。
ひとりで行動するかしないかで大きなちがいがある。主体的かそうじゃないか…だから。
最近読んだ本に、ひとり行動のプロフェッショナルのことが書かれていた。友人は年齢、性別を問わずにつくる。友人が小学生から年配者までいて、『「合うところ」と付き合う分散投資型の友情』だという。そのために、自分から誘うことにしている。1回だけのときもあれば、つづくときもある。コストと時間をかけて人間関係を構築していく。
そうそう、これこれ!と目が輝いた。他者からの制限を受けずにできるひとり行動は、一期一会を作り出し新たな景色を見せてくれる。これほど楽しいことはない。
歳の差フレンズからよく言われた言葉がもうひとつ。
『夫にすべてを期待しちゃだめだ』
ああ。まさにこのことである。わたしはちゃんと実行し、オットに求めるものを決めている。それ以外は、ほかの友だちがいるからね♫
まだまだこれから。ひとり行動をつづけていって、『分散投資型の友情』を探していこう。
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