【旅】あたらしい旅のカタチ5

5回目のレッスン付きの旅に出ている。昨夜は、正月に誘いがあった方と再会を乾杯した。

わたしに何かおみやげを…と考えたけれど、それよりもここのおいしい日本酒を一杯、とご馳走してくれた。男前の心意気に、『わたし、オッサンなんです。オッサンだねぇと言われて喜んでます。』と笑った。

友人がほとんどいないとあっけらかんと言う。底抜けに明るい印象があるが、それを鵜呑みにしてはいけない。その心のうちは、海よりも深いものを誰もが持っている、そう考えている。だから、聞かないとわからない、言葉にしないとわからない。人類が言語を使えるようになったのは、自然の摂理である。

わたしを目標にしているらしい。そんなことをはじめて言われた、笑。お酒を飲む姿勢が美しい、と。話の聴き方が心地よい、と。わたしは何気なくやっていることだけれど、他者からするとちがうように見えるのね。不思議なものである。

『付加価値』の話をした。『みかんジュース』が100銘柄あった場合、どれを美味しいと思うか?わたしは、間違いなく『味』では無い。そこに至るまでの『ドラマ』があるものを選ぶ、と。それを語ってみかんジュースを飲んでもらいたい。そんな風に考えている。

反応がいい彼女は、すぐに仕事の話を例えで使った。『わたしが薦めたものを買ってくれる方ですね』と。そのとおり!わたしは、モノを買うのではなく、ヒトの思いを買っている。時には、販売者の営業成績まで鑑みて買うことにしている。決して恩を売るのでは無い。そのひとの人間力に投資をして、『深みのある話』というリターンを得ている。

私という人間が何者であるか、何をしあわせと思っているのかという自己理解ができた。このアイデンティティはもう揺らぐことはない。この歳にしてやっと達した域であるから、大切にしていこうと思う。

素敵な誘いをまたいただいた。『新居への招待』。しかも、宿泊付き、オット付き、笑。オットに会ってみたいらしい。わたしは、彼女のオットに会えた。ああ、素敵な出会いをしたね、と伝えた。

次の冬には、実行しよう。その前に、もう一度、あのお店でね♫

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