母の味に近づいたかな…
わたしは母に料理を教わってこなかった。すべて任せて働いていたからだ。極端だとは思うが、あのストレスフルな業務では仕方なかったなぁと振り返る。子どものころはよく祖母や母と台所に立った。楽しかったなぁ。調理方法や段取りは見ていたが、具体的な味付けは覚えていない。わたしは洋食を好んだので、特に和食の味つけを聞いてこなかった。
40代に入ったころから、和食を好んで食べるようになった。『地のもの』を食べているという感覚がある。カタチや食感がそのまま残り、『出汁』という透明に近いソースが食材を引き立てる。それは素晴らしい食なのだなと思う。スパイスやソースが世界には無数にあるが、それとは異質のものである。その美味しさを感じられるようになったのが、40代になってからだった。だから、グラタンはホワイトソースから手作りの自信作で、肉じゃがは苦手…である。特に調味料を重ねていくという段階がどうしてもうまくできない。母が亡くなってから作った五目煮は、思い出しても鳥肌が立つほど美味しくなかった。父は美味しいと4日かけて食べきってくれた、笑
秋の気配がしてきたので、先日高野豆腐を買ってきた。母が炊く高野豆腐を、オットが気に入っていた。めんつゆを使うレシピもあるが、昆布出汁を取りレシピ通りに作ってみた。母の味がした。冷めて味がしみ込んだ高野豆腐は、さらに美味しかった。ひとつひとつ、食べたいものを作っていこう。秋冬はコクのあるものが食べたくなる。まさか通勤している時間に自分が煮物をすることになるなんて!こんな生活があるなんて!
生活の時間+楽しむ時間+働く時間=生きる時間
わたしは20代から40代までの時間を、ひたすら楽しむ+働くに費やしてきた。色んな働くひとを知っているが、かなり働いたほうだと思っている。拘束時間もそうだが、ストレスフルでもあった。だから、早めに辞めた。この時間が均されているひともいるだろうし、働くばかりのひともいるだろう。自分の生き方は自分でコントロールしたいから、アンコントローラブルな労働を切り捨てた。その代わりに、ケチケチ生活を送っている。これは自分が決めたことだから、楽しく過ごせている。振り返る余裕もなく走り続けてきたが、母の死をきっかけに立ち止まる時間を与えてもらった。どうしようもなく哀しい時間だったが、『はたらく』以外の大事さを教えられたね。
部屋が広く見える♪
わたしは部屋の配置換えが好きである。しょっちゅう変えている。模様替えはコストがかかることがあるが、配置換えは基本的にコストゼロ。だから、何度も変えられるし失敗が無い。大きめなミラーをリメイクして雰囲気を少し変えてみた。といっても、先日使ったマスキングテープを使い切っただけ。これだけで十分だった。
好きを整理してみよう。
- カラー:ホワイト、ブルー、オーク、グレージュ
- テイスト:ホテルライク、シンプルモダン
- シェイプ:ラウンド、スクエア
- コモディティ:チェア、スツール
シンプルモダン&アンティークの融合が好きである。20年でこんな感じに収まってきた。ひとに言われて気がついたことがふたつ。
1 ラウンドのモノが多い
2 チェア、スツールが多い
ホントだ~!
これに、高さ1200㎜、長さ1830㎜の黒い鏡面仕上げのグランドピアノが入った。これでモダン寄りになった。そこで、部屋の中でフォーカルポイントを3つ作った。
1 ホワイトデスク、ブラックチェアのモダン
2 アンティークブルーチェア、ウォルナットスツール、ミラーの融合
3 スタンドライトブラック、ブラックチェア
なかなか、心地よい。1か所にずっといるより、気分によって座る場所を変えるのが好きなわたし。これで3か所+ピアノ椅子を使うことができるようになった。オットのアイデアもあり、いい感じに収まった。DIYで床を変えてみようかと検討中である。30000円ほどコストがかかること、不器用なわたしにできるのか…が検討事項になっている。
毎日が日曜日仲間とランチ
音楽仲間は父とおなじくらいの年代の方が多い。そのため、毎日が日曜日同士でランチをすることがある。練習状況だけでなく、旅の話、テレビの話、孫の話…と多岐にわたる。利害関係のない相手であり、何でも受け止めてくれる年上の方との時間は、心身ともにリラックスができる。
話に上がったのが『学生運動』。学生時代に『参加』していたという。手持ち無沙汰で、空いた時間は麻雀か学生運動か…だったそうだ。時代を感じる…。何をしていたのか?と聞くと『革命』と返ってきた。わたしにはピンと来ない。決して熱心な学生運動をしていたわけではないというが、私たちより、もっと若い世代より、主義や思想について深く考えていたのだろう。その時代にいたら、わたしは何をしていのだろうか。
迷ったらGO!
8月に台風が来たが、晴れていたら流星群の撮影に連れて行ってもらう予定だった。父が落ち着いてきたこともあり、そろそろ自分が楽しいと思う空間に身を置きたいという欲求が出てきた。近々、その予定が無いか聞いてみた。まずは中秋の名月…天気が良ければ近場で予定しているという話だった。この夏は、天気に恵まれなかったという。雨雲レーダーとにらめっこをして決行かどうかを判断しているそうだが、つくづく迷ったらGO!だと。彗星が見える予定だったがこちらは曇り予報。撮影仲間の方が日本海側へ向かって予報が外れて、長い尾を引いた彗星が撮れたそうだ。それをとても悔しがっていた。
旅もそうだが、行った後悔はまずない。これからも可能性は低いだろう。反対に行かなかった後悔はたくさんある。人生は短い。動ける時間はもっと短い。だから、多少のリスクを取ってでも行きたいのなら行くのが良いと思う。人生の先輩から話を聞いて、そう考えた。
迷ったらGO!!!
大好きなチェア&スツール
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