国内ひとり旅をするときの『持ち物』について書こうと思う。どうしたら過不足なくパッキングができるのか?国内ひとり旅の準備について、前に2つの記事を書いた。旅に行きたいと思ってから日程・予算・行き先・ホテル・飛行機をどのように決めて予約をするか。
*羽田-奄美大島の参考プランあり
わたしのひとり旅は、『飛行機&公共交通機関&徒歩』が基本である。車に乗らないので、荷物はできる限り軽くしたい。最近では、筋力が落ちたのか一眼レフを持っていくのが大変になってしまった。どう荷物を減らして、一眼レフを持っていくか?が課題でもある。筋トレもしないとかな…笑。旅は体力勝負!
1 美容グッズのセレクトは、ホテル時間をどのように過ごすか?を考える
荷物の量は、ホテルでの過ごし方をどうするかで決まってくる。家とおなじようなくつろぎとクオリティを求めるならば荷物は増える。ホテルは寝るだけと考えるならば、身軽な旅になる。わたしの心地いいバランスは、『いつもよりゆったりと、早めにゴロゴロする』。
美容グッズは持っていこうとしたら、キリが無い…。例えば、ミニボトルに詰め替えたりトラベルサイズを買ったり…。そうなると、旅にさらにコストがかかる。美容液やクリームはミニサイズが無い場合が多いので、家にあるものを持っていくと重くなる…。旅に行くために節約をしているわたしは、できる限り『旅のときだけ使うモノ』を減らしている。特に消耗品のトラベルサイズは割高になるから。
持っていく・持っていかない美容グッズは、こんな感じ。
- クレンジング・洗顔フォーム:サンプルかミニサイズがあれば持参、なければそのままのサイズを持っていく
- 化粧水・乳液:普段使いをミニボトルに詰め替える、1泊なら2回分でいいのでサンプル品があればそれを使う
- 美容液*:ボトルが軽ければそのまま持っていく
- クリーム*:重いのでサンプル品があれば持っていく
- ハンドクリーム*:ミニサイズがあれば持っていく
- ボディクリーム:重いので持っていかない
- 日焼け止め:普段使いを持っていく
- シートマスク:おみやげやサンプルでもらったものを持っていく
- 入浴剤:好きな香りのものを持っていく
- メイクグッズ:ファンデーション、パウダー、アイブロウ、チーク、リップのみ
*パッキングをしてみて荷物が多そうだなと思ったら置いていく。冬の旅は衣類で荷物が増えるから…。
最優先は日焼け止めとクレンジング、化粧水・乳液。2~3日であれば、帰ってから念入りに手入れをすることでヨシとしている。その代わりに、おみやげでもらうようなシートマスクを持っていくこともある。1枚の重さは大したことがないし、かさばらない。使ってしまえば軽くなる。さらにおすすめは入浴剤。好きな香りが150円~300円程度で手に入る。事前に買ってもいいし、ローカルの街なかを散歩したりおみやげ店を見たりして買うこともある。旅は意外と疲れるから、ゆっくりバスタブに浸かるのがいい。女性向けサービスが充実しているホテルチェーンでは、入浴剤をフロントに置いているところもある。注意点は、予約時に『部屋にバスタブがあるか』の確認をすること。ここ3,4年でバスタブの無い『トイレ・シャワーブースのみ』という部屋を目にすることが増えた。
メイクグッズは極力減らす。リップを強調すれば、アイメイクは無くしてシンプルでも十分。20代のころはマスカラやライナーやアイシャドーなど、ありとあらゆるものをゴッソリ持って行っていたけれど…笑。
美容グッズに関しては、普段からサンプル品をもらったら意識しておくと役に立つ。食事を作らない・掃除もしないホテル時間は、テレビや音楽を楽しみながらゆっくりお風呂に浸かったり、いつもより少しマスクを長めにしたり、ストレッチをしたり…と楽しんでいる。普段はテレビをほとんど観ないけれど、ローカルのテレビは必ず観る。ローカルニュースが面白いし、懐かしいドラマをやっていたり、BSがみられたりするから。テレビをあまり観ないわが家では、BSもCSも観られない、笑。
2 衣類は着回しができるものをセレクト
次は、衣類の考え方。夏と冬で異なるが、基本的に『着回し』を最重要ポイントにしている。わたしが持っていくのはこんな感じだ。
- 下着:泊数+1セット
- 靴下:泊数+1セット
- ワンピース:泊数
- カーデ:泊数
- レギンス:泊数
- Tシャツ:泊数
- パジャマ:夏用のハーフパンツ
夏はエアコン対策でカーデを1着だけにする。ワンピースはしわにならない素材で軽いものを。カーデの代わりに大判のストールにすることも。パジャマはTシャツ&薄手のハーフパンツ。寒がりでは無いので、真冬でも暖房が効いているホテルはこれで十分。冬はヒートテックの靴下や、下着・レギンスを厚手に変える。さらに真冬はワンピースやカーデを1着減らして、行く日と帰る日を同じにしたりもする。旅先で綺麗に着飾りたいわけではないから…笑。
靴はスニーカーのみ。雪のときはスノーブーツ。しかし、2月で都市から少し離れる場合のみ。1週間くらい前から天気予報とにらめっこをはじめて予想を立てる。札幌であれば地下が充実しているのでスニーカーにする。その代わり、足元が冷えるからレッグウォーマーをプラスすることもある。
一番やっかいなのは、冬場のコート。コートを来て歩き回ると、とにかく肩が凝る。わたしは日本での生活ならダウンは必要ないと思っているので、持っていない。だから、冬はフード付きのウールのコートが役に立つ。歩き回ったり、電車の中にいるとすぐに暑くなるので、コートを脱ぐこともある。-15度の釧路でもこの格好で問題無かった。それよりも春や秋の夜や風が吹くとが冷えるので、うっかり対策をしなくて大変だったことが何度かある。
旅用の服は買わない。リストアップをしていて思ったが、まるで旅に行くのを前提として服を買っている…そんな気がしてきた。普段着ている服を旅で着る。普段使っているものを旅に持っていく。これが基本。
3 キャリーバッグ&そのほかのグッズ
旅のためだけに買ったのはキャリーバッグぐらい。今年買い替えた。20年近く使っていたPRADAが壊れてしまい修理不能になったから。世界中とは言い過ぎだけれど、日本全国一緒に行き愛着があり大切に使ってきた。それを泣く泣く手放すことにした。新しいキャリーバッグは修理しながら使い、最後の最後までわたしと一緒に旅をしてくれるだろう。
厳密に言えば、お気に入りの旅専用グッズがある。タオル、ポーチは旅のときだけ使うものがある。これらはすでに15年以上は使用しているから、すっかり元は取れている、笑。
この習慣は、母ゆずりかもしれない。母は『イベント』のときに新しいものを下ろしたり、使い古していないものを持っていくという考えを持っていた。例えば、お正月や何かのお出かけのときに『よそ行き』の格好をする。遠足や友達の家に泊まりに行くなんてときは、新しい靴下や下着を下ろす。しかし、わたしは母と異なる考えを持っていた。買ったものはすぐ使う。いま使わないでいつ使うのか…と反発をしてきた。生きてきた時代もちがうし、ひとそれぞれ考え方がちがうものね。この母の習慣が、タオルとポーチだけ継承しているようだ。
1泊のときはキャリーバッグは持たない。身軽にリュックか普段使いのバッグである。リュックは持っていない。しかし、必要に迫られていろいろと見に行った。しかし、これ!というものに出会えなかった。出会ったかもしれないが、そういうものは値が張る。だから、リュックは母が買いもの用に使っていたものを借りている。いまはわたしが旅に行くときにしか使わなくなったので、わたしのものになった。慣れてしまえば使い勝手は良くなるものだ。
普段使いのバッグは、肩にかけられるものをチョイス。一眼レフまでは入らないので、カメラは別のミニバッグに入れる。重い…。買い替えるのは、カメラかな。
そのほかに持っていくものリスト。
- 財布:不要なカードを置いていく、地方は現金使用のみのバスがまだ多い。運賃として1000円札は必須
- iPhone:自宅、空港、ホテルで充電をたっぷりしておく
- iPad:重いのでキャリーバッグのときに持参
- バッテリー:小型・軽量サイズが便利(134g、H10cm、直径3㎝を使用)、iPhone1回をフル充電ができる。ホテルに戻ってバッテリー充電すれば翌日も心配がない
- Hermès ポーチ大:下着、靴下、ミニタオルを入れる
- Hermès ポーチ小:ケーブル、充電機を入れる
- PRADA ポーチ:化粧品、お風呂グッズ、マスク、エチケット袋、歯ブラシ、コンタクト液
- 布袋:脱いだもの用に薄くて軽い布袋を持っていく
- 新聞紙:ホテルでももらえるが、1日分もしくは数枚を持参。靴が濡れたとき、緩衝材、暖を取りたいとき(無いけど…笑)
- ポリ袋大:45リッターを2,3枚。万が一のとき煙から逃げるときにかぶる
- ポリ袋小:ごみ用(旅先ではゴミ箱が見つからないことがよくある)
- 傘:日傘・雨傘兼用の折りたたみ(120g軽量)
これだけでも荷物がいっぱい!わたしは収納のひとつに『旅BOX』がある。ここには、旅のときだけ使うものを入れている。海外用のコインケースやパスポートケースもここにある。だから、パッキングをするときは、このBOXを持ってきてキャリーバッグに詰めていく。
自分に合ったひとり旅の持ちもの。ポイントは3つある。
A:自分はどんな旅・ホテル時間にしたいのか?を考える
B:過去の旅で持参したが使わなかったものは無いか?振り返ってみる
C:迷ったら持っていかない。何でも買えるし、なんとかなる、笑
詰め方に関しては、実際に旅の直前になったら書いていきたい。
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