よくある質問は『現地でなにをするの?』
先日書いた記事、2日間で行く『羽田-那覇-羽田-那覇-羽田』の旅。友人たちの反響が大きかったので、ちょっとつづきを。飛行機ばかり乗っている私のことは理解できない様子で、そんな質問が必ず出ました。まぁ、当然ですね、笑
まず、わたしの楽しみのひとつは『飛行機に乗ること』であり『空港を満喫すること』です。客室乗務員になりたいと考えていたくらいですから、わたしにとっては何の違和感もないのですけれどね~。ですので、飛行機に乗っている時間がかなり楽しくワクワクしている時間です。もっといえば、チケットをあれこれ調べて予約して席を決めて、購入するところからすでにワクワクしているわけです。旅は行く前の方が楽しいとは言ったものですが、他の方よりもわたしのワクワク度はかなり高いことでしょう。
『日本は日本。どこへ行ってもおなじ!』
現地に行って楽しむことはもちろんですが、友人たちよりは控えめなのかもしれません。究極な話ですが『どこへ行っても基本は同じ。日本は日本!』ということです。これは、47都道府県全てに宿泊し、しかも北海道だけでなくほかの都道府県にも何度も足を運んだことを経て感じていることです。なので、現地でやりたいことはハッキリ言って盛りだくさんではないのです…笑 さらに言えば、わたしのひとり旅の基本は『飛行機+公共交通機関+徒歩』なので、あちこち周れないのも要因のひとつです。
広い意味で言えば、どこに住まう人たちも同じように街を作り、同じように畑を耕し、同じように食べ、同じように寝て…生活はどこに行っても例外はありませんでした。もちろん、長い日本は気候の差があり捕れる魚や育つ野菜や果物は異なります。でも、やはり衣食住にさほど変わりはないというのが結論です。
これは、世界でも同じだと考えるようになりました。もちろん自然環境により発展の程度や政治によって安全性が異なることはありますが、人間は衣食住を基本としてそれを充実させるために『はたらいている』ということです。
旅の計画は、いま一番興味のあるところにフォーカスをする!
ちょっと脱線しましたが、とにかく日本のどこへ行っても基本的には同じような暮らしととらえています。『観光』というのはその地の方々があえて見栄えよく作っているものなので、わたしは興味が湧きません。人々の暮らしの中を垣間見るのが楽しいですね。
生活の中で見聞きしてふと気になった場所を都度ピックアップしています。だれもが行く場所ではなく、いまのわたしだから行きたい場所をそのリストから選択して向かうことが、いつのまにか好みの旅のスタイルになっていました。
万人受けするから、テレビで見たばかりだから、話題だから…ではなく、いまのわたしのタイミングに合わせて行く。そして、なにかで知ったことを確認するよりも、思いがけず出会うことのほうが感動が大きい。これがわたしの旅をたのしくさせている理由だと考えています。そのフォーカスした場所は、ひとつでもいいし、たまたま近くにあれば二つでもいいし、三つでもいい。提案されたルートを歩くのは効率がいいかもしれませんが、わたしにとっては面白みがありません。
なので、ピックアップしてある場所やお店は、いつかどこかのタイミングで行かれるといいな~というリストになっています。
19年越しの訪問、ひめゆりの塔。
今回の那覇行きJGC修行では、ひめゆりの塔への訪問にフォーカスをしました。初めて沖縄へ行ったのが2004年。友人と2人旅でした。沖縄にとって特別な日、6月23日の翌日出発でしたが、そのときはなぜかひめゆりの塔に行きたいと言えなかったんです。それ以来沖縄からは遠ざかっていました。昨年、JGC修行で那覇に何度も着陸し、多くの情報を得て思い出しました。あの地へはひとりで行きたかったんだと。ただ、レンタカーが無いとなかなか遠い地であったことは確かです。バスの乗り継ぎをしてでも行きたいと思ったので、今回の旅に組み込むことにしました。
深く心に残る旅
旅は、見て食べて飲んで笑って…だけではないと考えるようになりました。そのような旅は若いころにたくさんやってきたので、もう飽和状態です。歳を重ねたことで旅に対する考えが変わってきました。現在は特に、時間とコストを旅に優先させているので、そうでない方と楽しさの質が異なるのは当然かもしれません。
旅で五感を使い、人と出会い、話を聞き、自分の知識と経験をプラスしていく。まだまだ長くて未知の世界がたくさん待っている甥にも、色んな景色を見てもらいたいと願って多くを伝えたい。そんな風に考えるようになりましたね。
ひめゆりの塔では、あまりにも悲しい出来事に心がざわつきながらも、同じ空間にいた方々の慮りに日本人としての誇りをあらためて感じた時間でした。これを詳しく文章にするのは意味が無いと思うので、なにかを感じた人が行けばいいのではないかなと思います。
さらに、両親と同年代の方と出会い、ひとり旅同士で話すことで学びの時間となりました。ひとり旅の良さは、こういう出会いがふとしたときにあることですね。どんなときでも出会いは転がっていると思っていますが、そこに自分がアンテナを立てているかどうかによって、大きな出会いになるかどうかの差が出ます。
『ひきつづき良い旅を!』
こんなことを言ってさよならをするのが好きです。5月に高松へ行くとおっしゃっていたのを聞き、同時期に行くので会えるかなと期待をしましたが、会うことはありませんでした。それもまた旅。きっと良い旅をつづけていらっしゃることでしょう。
次回の旅は、ひめゆりの塔を再訪!
バスの時間が気になり最後があわただしくなってしまったので、もう一度ひめゆりの塔へ行くことにしました。ちょうどJALスマイルキャンペーンがあったので、今回もそちらにお世話になります。
見聞を広める時期は年齢的にはだいぶ過ぎたと思うので、笑…自分がフォーカスした地や文化に注力し、ひとり旅をつづけていこうと思います♪
JGCサファイアまでにやったこと&サファイアになってからの修行
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