母の日とはなにか?
母がいないヒトはどうするのか?
母になっていないヒトは?
クリスマスにつづき、またこんなひねくれたことを考える。母が亡くなりはじめての母の日は、悲しみしか無かった。本来の意味がゆがんで企業の陰謀になっていると思うし、花が好きじゃない場合はどうするのか?
こんな友人の話を思い出した。子どものころにおこづかいで買ったカーネーションをあげたら、玄関の棚にずっと置いたままだったと。その母の考えは知らないけれど、子どもにとっては残酷な対応だと思う。そんなことにならないように、義務的なことはやめた方がいい。家族で話して、自分たちだけの記念日を作ったほうがどれほどたのしいか。わたしはそう考える。
カーネーションにも失礼だと思う。このときばかり店頭に並び、こぞって買われていく。別にひまわりだってダリアだっていいじゃないの…。
感謝を伝えたいなら、花じゃなくてもいい。モノじゃなくてもいい。5月じゃなくてもいい。色んな選択肢を自ら考えられるひとでありたい。
わが母は、こんなわたしを『またそんなこと言ってるわ〜』と遠くから笑っているだろう。カーネーションを供えて願いが叶うなら、母にもう一度会いたい。
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